Re:lation(リレーション)とは?特徴・機能・料金と導入前に確認したいポイント
Re:lation(リレーション)とは?
Re:lation(リレーション)は、株式会社インゲージが提供する問い合わせ管理のクラウドサービスです。メール、LINE、ECモールなどから届く問い合わせを受信箱に集約し、チケットごとに担当者と対応状況を共有します。
個人のメールソフトと異なるのは、返信内容に加えて、担当者や確認待ちの状態をチームで扱える点です。複数人で窓口を運営する業務では、担当者が変わっても対応の経緯を引き継ぐための基盤になります。
Re:lationの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Re:lation(リレーション) |
| 提供会社 | 株式会社インゲージ |
| 主な用途 | 問い合わせの共有、担当者・対応状況の管理 |
| 窓口の例 | メール、LINE、楽天市場のR-Messe、Yahoo!ショッピングなど。利用できる連携は契約条件による |
| 提供形態 | クラウドサービス |
| 公式サイト | Re:lation公式サイト |
問い合わせをまとめる単位は受信箱、個別の対応を追う単位はチケットです。窓口の集約と、担当者・状態・コメントの共有を組み合わせて、受付から対応完了までを管理します。
主な機能と特徴
担当と対応状況を共有する
チケットに担当者と状態を設定し、社内のやり取りをコメントに残せます。顧客への返信と社内確認を分けて記録することで、別の担当者も未回答の内容や保留中の作業を追えます。
返信後の作業も管理する
2026年4月2日にリリースが発表されたタスク管理・プロセス管理は、問い合わせと、その後の確認や手配を関連づける機能です。顧客へ返信しても社内作業が残る業務では、返信済みかどうかと作業の完了を分けて管理できます。
AIに任せる範囲を選ぶ
「AI社員」は2026年7月に提供を開始し、7月24日にはメール、LINE、楽天市場のR-Messeなど9種類の窓口への自動対応が発表されました。この9種類は同発表で案内されたAIの対応窓口です。
運用は、業務マニュアルやナレッジを整備し、下書きなどで回答を試した後に、送信する範囲を広げる流れです。回答の根拠となる資料の更新と、判断を人へ戻す条件を、AIの設定とあわせて管理します。
料金プランと費用面の確認事項
ユーザー・受信箱・ストレージには追加購入の案内があり、契約構成によって費用の内訳が変わります。基本契約と追加機能を分けると、必要な構成の総額を比較できます。
ビジネス・プロ・エンタープライズでは、料金表に記載された対象チャネルの連携が20件まで追加費用なく利用できます。外部サービス側の利用料金は別の契約です。連携件数だけでなく、対象チャネルと追加購入の内訳を予算に含めます。
契約中の料金表は、アカウントオーナーがシステム設定から参照できます。導入や乗り換えの費用には、ライセンスに加えて、初期設定、履歴の移行、担当者への教育などの作業も分けて計上します。
利用を検討しやすい業務
- 複数人で同じ窓口を担当し、未対応や保留中の問い合わせを共有する業務。
- メールとLINE、ECモールなど、複数の窓口を並行して扱う業務。
- 返信後も、他部署への確認・手配・引き継ぎが残る業務。
- 定型案内からAI対応を始め、人による判断へつなぐ業務。
窓口の数だけでなく、引き継ぎの頻度が選定の基準になります。担当者が変わるたびにメールを転送したり経緯を説明したりしている業務では、会話と対応状況を同じ場所に残す機能を評価できます。
導入前に確認したい点
契約プランと対象機能
個人受信箱は、2026年2月5日のリリースについて、ビジネスプラン以上が対象と案内されています。機能名だけで製品を比較せず、個人とチームの受信箱、必要なチャネル、AIの利用範囲を契約プランに対応させます。
履歴と添付ファイルの出力範囲
メール等のメッセージと一部チャットはCSV出力に対応しています。1回の期間指定は最大6カ月です。出力プリセットによって列と利用権限が決まり、担当者・状態などは現在時点の情報が出力されます。過去の変更をすべて再現する履歴とは異なります。
LINEでは、画面の「過去のやり取り」より前の吹き出しは出力対象外です。出力したい期間とチャネルを先に分けることで、保管対象から抜ける範囲を把握できます。
CSVのファイル名と添付ファイル本体は別のデータです。移行では、問い合わせ・返信・添付の対応関係を残し、移行先で同じ会話から添付を開ける状態にします。顧客への公開内容と社内用の記録も分けて扱います。
AIの回答を管理する担当者
AIの回答は、参照する資料の内容と更新状態に左右されます。資料を更新する担当者、送信前に人が確認する問い合わせ、人へ引き継ぐ条件を定めることで、回答内容と業務上の判断を分けて運用できます。
Zendeskなどの他製品と比較する際の観点
比較の単位は、機能の数よりも一つの問い合わせを完了させるまでの業務です。同じ人数・窓口・閲覧範囲・保存期間を当てはめると、製品の違いと自社の設定による違いを分けて評価できます。
| 比較すること | 評価する内容 |
|---|---|
| 問い合わせ窓口 | 受信、返信、追加のやり取り、履歴参照までの操作 |
| チーム運用 | 担当決定、確認待ち、不在時の引き継ぎ |
| AI | 回答の根拠、人への引き継ぎ、送信前確認と利用費用 |
| 総費用 | 人数・保存量・追加機能をそろえた契約構成 |
| データ | 会話本文、日時、発言者、添付本体と紐付け |
| 導入・管理 | 設定、教育、日々の変更を担当する人と作業 |
たとえば、他部署への確認が必要な問い合わせでは、返信機能だけでなく、保留理由と担当者の引き継ぎまでを評価します。履歴を移す場合は、一覧の件数と、会話や添付を業務で再利用できることを別の条件にします。
よくある質問
トライアルはありますか?
公式サイトにトライアルの申込窓口があります。試用の期間・対象機能・費用は申込条件に従います。
LINEやECモールの問い合わせも扱えますか?
LINE、楽天市場のR-Messe、Yahoo!ショッピングなどの窓口に対応しています。受信箱に集約した問い合わせを、担当者と対応状況を共有しながら扱う構成です。利用できる連携の範囲は契約条件によって異なります。
他システムとの連携やAPIはありますか?
公式API文書では、チケットや連絡先の取得・更新などの操作が公開されています。問い合わせの一覧を集める連携と、返信や顧客情報の更新を行う連携では、扱うデータと操作範囲が異なります。
他製品へ履歴を移せますか?
CSV出力を使う方法があります。担当者や状態は出力時点の値であり、添付本体はファイル名とは別に扱います。移行先へ対応づける項目を決め、元の会話・社内記録・添付の関係を保つことが移行設計の要点です。
まとめ・参考資料
Re:lationは、複数の窓口の問い合わせ、担当者、対応状況をまとめ、返信後の作業やAI対応も組み合わせて運用するサービスです。窓口をまとめる機能と、チームで判断・引き継ぎを行う機能を、一つの業務の流れとして評価できます。
各製品の窓口・権限・履歴の違いは、メールワイズ・Re:lation・Zendeskを選ぶ判断ガイドで整理しています。
